当科の診療について
当院は臓器別に専門科が整備されております。しかしながら、診断がついていない患者さんについては、どの科が入り口になるのか迷われることがあります。また、後に診断がついても、最初の診療科が専門外であった場合に、回り道をすることとなり、診療が遠回りになってしまうこともあります。内科の受診理由で、発熱はもっともよくある症状ですが、発熱で受診されても、どの科にかかるのかなかなか決まらなかったり、決まっても原因がはっきりしないこともよくあります。そのような時に、当科へ主治医先生を通じて、ご紹介やご相談をお勧めいたします。
当科では発熱に加え、リンパの腫れや、関節の痛み、発疹、咳、下痢など患者さんの僅かな異常を手掛かりに、的確に診断することを心がけています。診断の結果が、軽い肺炎や尿路感染症、蜂窩織炎などであればそのまま当科で外来治療することも可能です。それでも原因が不明な場合には、院内各専門診療科と協力して、患者さんの発熱や炎症の原因が速やかに解決するよう協力させていただきます。
対象疾患
不明熱
敗血症
以下、感染制御科と協働して感染症科として対応。
- 感染症全般のコンサルテーション
- 性行為感染症(HIV、梅毒、淋菌感染症など)
- 輸入感染症(デング熱、マラリア、腸チフスなど)
- 人畜共通感染症(Q熱、レプトスピラ症、オウム病など)
- 寄生虫症(日本海裂頭条虫症、糞線虫症など)
対象となる症状
発熱があるものの、どの科にかかればよいのか不明な患者さん。炎症反応があるが、原因が不明でどの科にかかれば
よいのか不明な患者さん。発熱に加え発疹、関節痛、咳、体重減少、下痢などがあるものの原因がはっきりしない患者
さん、HIVや梅毒検査が陽性の患者さん。海外旅行後に発熱や下痢など体調不良がある患者さんを対象としています。
受診するには
受診には紹介状が必要となります。
外来時間:平日 10:00~12:00(受付:11時まで)
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