目次
内容紹介
主に抗菌薬・抗真菌薬・抗ウイルス薬について網羅的に学ぶことが出来ます。時々、感染症各論的な話も入りますが、基本的には薬剤に特化した内容であるという理解でよいです。
講義口調で書かれているため、とても理解しやすく、難しい内容であっても理解することが出来ます。文字が多く、図表は少な目なので、整理用というよりはインプット用教材という印象です。
薬剤そのものに対して、ここまで詳細に書かれた講義本はないので、貴重な存在です。
どんな人に向いているか
薬剤の各論の勉強に向いています。文章がとても分かりやすいので、薬剤の初学として選択するのは可能ですが、内容はハイレベルなところまで触れているので、初心者も勉強になりますし、上級者でも新たな発見があるのではないでしょうか。
薬剤選択は、感染症診療のあくまで一要素に過ぎないので、勉強する順番としては、まず、感染症診療の大枠を押さえてからが良いでしょう。1冊目に選ぶ、というよりは、大枠を抑えた後で、薬剤に対してゆるぎない知識を身に着けるための本です。
自分は初期研修医のときに、この本を丸暗記しようとしましたが、その努力もあって、少し難しいトピックにもついていけるようになりました。
コメント