【書籍紹介】感染症まるごと この一冊

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内容紹介

 感染症診療を勉強するとなると、ぱっと思いつくのは抗菌薬の勉強ですが、実はそれは本質的には良くない勉強法です。感染症には大枠があり、診断→微生物→抗菌薬→フォローの4段階があります。
 そこで、初学者が1冊目に選ぶのにお勧めなのがこの1冊です。これは、抗菌薬だけではなく、感染症診療に必要な要素をまるごと解説してくれています。なんと感染制御についてまで述べられています。
 内容の細かい所は異論がある部分があると思いますが、1冊でまるっと、必要な要素が勉強できるというのは非常に貴重です。

どんな人に向いているか

 感染症初学者に1冊目に選んでほしいです。また、今まで感染症は抗菌薬しか勉強してこなかったという人にも改めて読んでほしいですね。感染症診療に必要なポイントが分かるため、このあとの勉強の仕方にいい影響を与えてくれると思います。
 怒られるかもしれませんが、文章自体はやや無味乾燥なので、読んでいて飽きない面白い文章を求めている人には刺さらないかもしれませんが、受験参考書でいうところの白チャートみたいな存在だと思ってくれればOKです。(謎
 僕は、これを1冊目に選びましたが非常に良かったですね。

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この記事を書いた人

感染症科・感染制御科の所属ですが、総合診療内科の先生たちと共同して治療を行っています。教科書を集めるのが好きなので、皆さんにお勧めなものを紹介していきます。

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